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部下が何を考えているのか分からない

2016.05.28

部下が何を考えているのかわからない

3~40代管理職同士の話その1、「最近の若い奴はさ~」その2、「俺らの頃はさ~」その3、「昔は良かった・・・」

1~20代社員の話その1、「〇〇課長って頭固いよね~」その2、「俺らからすればさ~」その3、「今は昔じゃないんだからさ~」

↑これらは極端な例、でも実際この位差が開いている上司と部下がいるのも事実。

部下との関係に悩む管理職は多い

部下との関係に頭を抱える管理職。

その最大の悩みは、何を考えているか分からないということではないですか?

生まれも育ちも、受けてきた教育も異なる若者の価値観が上司と違うのは当然のことです。しかし、それが原因でコミュニケーションギャップが拡大すると、ますます理解が遠ざかります。

意見を求めても簡単な返事しか返らず、褒めても叱っても反応が鈍い、そして黙り込む部下にどう接してよいか分からず、途方にくれる上司は少なくありません。

見ているとイライラする、動きが遅い、マイペースすぎる・・・などといったことからパワハラに発展するケースもあり、時に深刻な問題となることもあるでしょう。

そもそも上司と部下に限らず、年代が違えばお互いの時代観が異なるというのは前提としても、互いの考えを理解しようとするものですよね?

特に部下は上司を理解しようと歩み寄る率は高いです。なんせ自分を評価する人間ですから、よく知りたいと思うのは当然です。

ここで伝えたいことは、部下の考えを知りたいと願う人が、本当に部下を理解しようとしているか?ということです。

 

少し偏見をもって極端に話を進めてみます。今回は若い世代の部下を考える場合。

挫折、失敗の経験が少ない人

社会慣れしていない若者の中には、いままで叱られたことがなく、大きな失敗をせず、恐怖や不安といったものの経験が少ない人も多いです。

こうした人が社会に出た場合、「シャイネス」傾向が高くなります。

「シャイネス」をざっくり説明すると、不安や気恥ずかしさから、人と接することを回避しようとするような傾向をいいます。

人は誰でも他人にどう思われているのかという不安から、対人関係において自意識が高まり緊張する、いわゆる「恥ずかしさ」を覚えます。

特に初対面の人、未経験の場面、人前での発言、上司のように上位者からの評価などで他者からの否定的な評価に対する不安から、自尊心や自信が低下します。

こうした状況に陥ると、他者との接触を避けるほどの対人不安や行動抑制に発生することがあります。

対人恐怖症になることも

シャイネス傾向が高い人は、往々にして自意識が過剰です。

例えば、過去に仕事で小さな失敗をしたとしましょう。それがたとえ誰もが忘れてしまうような失敗であっても、当人には大きな汚点として記憶されます。

そして、失敗したのは自分のせいだ、その為に上司の期待を裏切り、みんなに迷惑をかけた・・・二度と失敗してはいけないと自責の念に駆られ、自信を喪失し、新しい挑戦に不安を抱くのです。

ある心理学の実験で、シャイネス傾向が高い人と弱い人の実験が行われ、一定の特徴が明らかになりました。

  • シャイネスが強い人・・・成功すれば「運が良かった」、失敗すれば「能力がないから」
  • シャイネスが弱い人・・・成功すれば「能力があるから」、失敗すれば「運が悪かった」

こうした過剰な自意識がますます対人不安を増幅させ、上司と会話したり、会議で説明するなど、仕事をするために必要な最低限の対人関係にさえ支障をきたしている可能性があるのです。

 

シャイネスが高まると、対人恐怖症や引きこもりに発展することもあります。

対人関係を含む多様な課題に対処しながら社会生活を送るにはコミュニケーション能力が必要ですが、こうしたシャイネス傾向が高い人は、対人関係を結び、維持していく困難を抱えています。

これは病気などではなく、いわゆる過剰反応ですから、上司が傾向を感じ取り、部下の話を聞いて上げれば割とすぐ解決できる問題です。

考えを聞き、時にねぎらい、そして「こうすればいい」と説明をしてあげることで、彼らは変わります。

経験者と未経験者の違い

もう一つ、今はなんでも調べれば分かる時代。

若い部下は、上司より知識があることが多いです。

ただ、それは知識として得ているもので、管理職世代は、様々な未経験を体験し、試行錯誤しながら実地で得た知識を「今」としています。

極端に言えば、「予測・予想・理想」と現実の差です。

なんでもGoogle先生に聞けば教えてくれる世の中ですから、新しいこと、知らないことは聞けば教えてくれます。それはもう事細かに、理論建てて、様々な人の意見や体験談を踏まえて。

つまり、知識をもって理論を理解している未経験者と、実体験をもって現実を知る経験者が意見の食い違いを起こすのです。

人は、社会はロジックで説明出来ないことが多い。多様な意見の人たちの中にうまく自分の意見、主張を差し込まなければいけない、ということを伝えたところで、うまく説明が出来ないのであれば、理論、論理を理解している人の考えは変えられません。だってこれから経験するんですから。

この場合、どっちが正しいかという問題ではなく、どっちも間違っていないし、悪くもないということです。

もっといえば、そのことを上司が察して部下に歩み寄れればいいと思います。

理解しがたいことは普通のこと

様々な考えを持つ人の集まりが社会であり、組織であり、部署、チームであり、その中で理解不能な事が起きるのは当然なんですね。

ただ、複雑に考えず個人を見れば、意外と理由はすぐハッキリするものです。

部下が社会慣れしていない、こうあるべきだ、と言うのであれば、まだ未熟な彼らに手を差し伸べるのが上司の役目でしょう。

彼らの考え方をまずは自分の意見を言わず、黙って聞いてみるべきです。おそらく多くのストレスを感じることでしょうが、グッと我慢、突っ込みたくても突っ込まない!

そして、認めるところはキチンと認めてあげましょう。その在り方を。

そして実体験を踏まえて、彼らのロジックを自社に適した方向に修正してあげてください。

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名前:高橋悠一

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