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現状維持の事なかれ主義とは

2016.05.22

現状維持の事なかれ主義

頼りにするのなら、勢力のある者のほうが安心出来て、利益もある。

「寄らば大樹の陰」のことわざ通り、我々日本人は大企業志向が強く、欧米ほど起業志向が高くない傾向にある。

 

大企業志向の中では、出る杭は打たれやすい。

ならば、「いかに出ない杭になって打たれないか」を考えるようになり、新しいことに挑戦して大きな目標を実現するより、失敗して責任追及や周囲からの糾弾をいかに避けて事業を継続していくかという心理が働くようになるのだろう。

出ない杭は打たれない

日々様々な企業ニュースが流れていますね。

不正、問題、疑惑となれば、メディアが糾弾したり、非難のメールや電話が殺到したりするなど、不祥事を起こした企業には、厳しい社会的制裁が加えられる日本特有の文化があるとされています。

そこで、組織が巨大化すればするほど、会議を重ねて意思決定に時間をかけ、失敗回避のために幾重もの対策を取るようになります。結果、現状維持が至上命題となって社員の士気が下がり、業績が上がらない組織になってしまうのです。

失敗も成功も避けたい人々

ときに、社内で新機軸を打ち出そうとすると、ことさら反発する人たちが現れます。

いかに論理的に説明をして有効性を説明したとしても、納得しない。こうした人たちは、納得するしないではなく、変化を恐れるのです。

人には困難を覚悟で新しい取り組みに挑戦する”達成欲求”だけでなく、失敗を恐れ、これを避けようとする”失敗回避欲求”もあります。失敗しないためには新しいことに挑戦せず、ただひたすら現状維持に勤めればいいというわけです。

自分たちが今日まで築き上げてきた地盤と形、変わることは受け得れられず、今こそ正しいと思う。これが事なかれ主義が選択される主要な動機と言えるでしょう。

 

また、人には失敗だけでなく、成功を恐れ、これを回避しようという欲求もあります。

成功と引き換えに忙しくなり、家族と過ごす時間やプライベートな時間が削られてしまう。自分が大切だと考えるものを失うことを避ける人もいます。

このような人も、現状維持を願って事なかれ主義になるのです。

失敗回避欲求の心理

人が新しいことに挑戦するかどうかは、成功の確立や挑戦の困難さ、成功による満足度の高さや失敗の喪失など、様々な要因を総合的に判断して決定されます。

例えば、「意欲が高く、失敗への恐れが低い人」ならば、

  • 成功の確立が低い課題
  • 成功による満足度が低い課題

このように、成功の確立が低い課題や、成功の確率が高くても、得られる満足度が低い課題には魅力を感じません。

逆に、「意欲が低く、失敗への恐れが強い人」ならば、

  • 確実に成功する(非常に高い)課題
  • 失敗によるリスクがない(非常に少ない)課題

このように、確実に成功する課題や、成功の確率が低く、失敗しても恥ずかしくならない課題になら挑戦してよいと考える。

あなたの周りはどうか?

あなたに上昇志向があるのなら、職場の主要人物の”達成欲求”と”失敗回避欲求”の度合いを測る必要も出てくるかもしれない。

例えば、達成欲求が高い職場であり、上司がいるのであれば、論理立てて説明すれば様々なことに挑戦が出来るし、発言もしやすいだろう。

逆に、失敗回避欲求が強い職場であり、上司がいるのであれば、まず必要なのは根回しになってくるかもしれない。それとなく本人たちをその気にさせて、心の準備期間を与えるのだ。

面倒に感じるだろうが、上司との衝突は分が悪い。ならば、上司をコントロールする手段も大事なのかもしれない。

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