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なぜ上司は若者批判をするのか?

2016.05.13

なぜ上司は若者批判をするのか?

あなたにはこんな経験ありませんか?

若い時には「今時の若者は」と避難されて反発していたはずなのに、年を取るといつの間にか「今時の若者は・・・」とつぶやいている。

やれ”ゆとり”だなんだと言っても・・・そういえば、昔友人に”ゆとり”ってなんだろう?と聞いたときに「3だよ」と言われて「だからなんだ、そういうことを聞いたんじゃないよ」と思っていたのですが、別に円周率がどうとか、運動会の競技変更だとか、教育云々以前に世の中の問題ですよね。

グローバル化、雇用形態の変化、時代変化、これらの世代を”ゆとり教育”だから”ゆとり”と言い放つのもどうかと思います。

そりゃ戦後の食べ物すらまともになかった時代を立ち上げてきた6.70代の諸先輩方に言われれば、私たちは大抵”ゆとり”ですね。

 

話が逸れましたが、こうした若者批判は現代に始まったことではなく、時代や国を問わずみられる普遍的な現象なのです。

調べてみたら、古代メソポタミアの時代から言われてみたいです。

五千年以上前ですよ。紙がないから石版に、こう、ガリガリと「今時の若者は・・・」って書いてるんですよ。素敵ですね。

日本でも、平安時代、有名な枕草子に若者の言葉の乱れが嘆かれています。

なに事を言ひても、「そのことさせんとす」「いはんとす」「なにせんとす」といふ「と」文字を失ひて、ただ「いはむずる」「里へいでんずる」など言へば、やがていとわろし

正しい言葉があるのに自分の言いやすい簡略化された言葉に作り替えられることは昔からあったんですね。

大人は無意識下に自分の通ってきた文化を守りたいと思うもの。大人という存在は、いつの時代も若者を批判するのです

決まり文句は「昔は良かった・・・」

あなたも使った事ありませんか?私はあります。

人には、自分が優れた存在だと思い、他人からもそう認められたい欲求があります。これを”自己承認欲求”といい、大抵の人は皆、自己承認欲求を満たすことで精神的な安定を得ているのです。

これは年齢関係なく、様々な場面で使われます。年上と年下、少しでも世代が違えば大抵年上の人間がこの自己承認欲求を満たそうとするでしょう。

ところで、私たちは、出身や性別、年齢、学歴、職業など様々な特性から、果ては猫派か犬派かといった嗜好まで、様々な基準に照らして人をカテゴリー分けする習慣があります。

自己承認欲求を満たすためには、このカテゴリーの中で自分が属する集団を肯定し、それとは異なる集団を批判する対象にする必要があります。

そのため、自分の世代のほうが優れていたという思いが、「昔は良かった」と自分の過去を肯定し、「今時の若者は」と若者批判をするということにつながるわけです。

その深層には、加齢とともに衰える不安や、目まぐるしく変わる社会変化に「いつまでついていけるのか」という恐怖も隠れているでしょう。

 

また、世代のようなカテゴリー分けでなくとも、自分と相手を比較して、より経験を積んだ自分は優れていると自己承認欲求を満たす場合もあります。

 

 

 

 

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